代々木丈太郎の何だか良く判らないブログ

主にゲームブックについて語ります。他、北海道ネタ、ホリエモン、雑談など

国民をバカにしないで下さい! 市民の意見を無視しないで下さい! その主張は論理破綻しています。だから受け入れられないのです。

ゲームブック投稿サイトを運営している者です。

みなさんも記憶にあたらしいでしょう。SEALsの国会での発言。

headlines.yahoo.co.jp

参議院特別委員会の公聴会に出席し、「国民をバカにしないで下さい」と主張しました。

 

さらに11月3日は文化の日。日本国憲法が公布された日です。この日にちなんで、動きがありました。

「平和憲法を守ろう」京都の集会に2800人

http://mainichi.jp/select/news/20151104k0000m040039000c.htmlより

記事では

「今の政治に煮えたぎる怒りを感じる。市民の声を無視した政策を立て続けにしている」

と、「市民の声」と言う表現を使っています。

これらは主張の的が外れていると言わざるを得ません。

そもそも、100%の同意などありえないはずですから。

エリート芸人に突っ込まれましょう

これについてはエリートIT役員でもあり、日本を客観的に見ることに優れたこの芸人さんのTweetが役に立つでしょう。

とどのつまり、本来100%全員が同意するっていう事はありえないはずなんですけど、心のなかで意見は異なっても取り敢えず「周りに合わせろ」と大人や教師が指導するから、「合わせるもんだ」と思い込んじゃう日本人が多いと言う指摘。

だからSEALsも京都の市民団体も「自分たちの意見に合わせろ!」と言う価値観を持ってしまうんでしょうね。

そして自分たちが絶対正しいと。お前たちは間違っていると。民主主義の意味をあんまり分からないでそう主張するのだと思います。

違いますよ

まず賛成する人達だって少なからず存在する訳じゃないですか。

是非は置いといて、安保に賛成する人、憲法9条改憲を支持(あるいは実質無視するのも仕方ない)と思う方も居るんですよ。

まずその存在を無視しないで下さい。

そういう考えがあるなら、決して「国民が」とか「市民が」と言う、まるで全てを代表するかのような主語は、文脈で決して出てこないはずなんですよ。

論理的に。

意図する上でも。

正しく「僕たちは」「私達は」と言う主語を使って下さい。

「国民」や「市民」の中には安保賛成、改憲論者も居るはずですよ。

なぜそういう人達の意見を無視して自分たちの主張を通そうとするのですか。

別にあなた達が安保や改憲に反対したり、ついでに直接は関係のない原発に反対してもそれは自由ですよ。

民主主義ですから

でも他の意見の存在も認めてくださいよ。

民主主義ですから

そして代表者が選挙で選ばれて、国民や市民の意見を代弁するのが議員で、議会で議員同士の多数決で物事が決まるのが民主主義ですよ。

その結果自分の思い通りに行かないことがあるのが民主主義ですよ。

万能じゃないけど、独裁国家よりはマシだと言うのが民主主義ですよ。

もし仮にあなた達の主張全てに従わなきゃならないというのなら、それこそ独裁政治に近いのじゃあありませんか。

だって反対意見を無視しているから。

決まり事は選挙で選ばれた議員達に国会での多数決に委ねて下さい。

日本は民主主義国家ですから。

はい。後味が悪いので、エリート芸人の新著でもどうぞ。 

日本のみなさんにお伝えしたい48のWhy (ぴあ書籍)

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以上、北海道からでした。

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