代々木丈太郎の何だか良く判らないブログ

主にゲームブックについて語ります。他、北海道ネタ、ホリエモン、雑談など

ゲームブックの高度化で制作者がいなくなったのでしょうか? でもツールを使えば何とかなると思いますよ。あとは販路です。

こんにつわ。

ゲームブック投稿サイトの管理者です。

同時にゲームブック作家として

↓作品も書いています。

note.mu

だから実感するんですけど

火吹山の時と比べて

ゲームブックも高度化してません? 

悪魔に魅せられし者 ドルアーガの塔 (幻想迷宮ゲームブック)

悪魔に魅せられし者 ドルアーガの塔 (幻想迷宮ゲームブック)

 

↑これとか 

魔人竜生誕 (幻想迷宮ゲームブック)

魔人竜生誕 (幻想迷宮ゲームブック)

 

↑これとかプレイしましたけど

作れって言われても筆者には

無理ですねー。

だってめっちゃ高度なんで。

だから最近は新作が出てこないのかな?

と思います。

目次

まずゲームは?

御存知の通りゲーム制作は大変。

お金も人も手間暇もかかります。

www.kickstarter.com

↑これとか約7億円も資金が

Kickstarterで集まってますからね。

それだけ資金が必要だってことも

凄いけど、カネ出す人も凄いわ。

で、ゲームの制作人数は

400~600人体制と言う話も。

桁が違うわ。

漫画は?

今度は漫画で見てみましょう。

ゴルゴ13でお馴染みのさいとうプロさんは

www.saito-pro.co.jp

さいとう先生を始め、他8名のスタッフが

サイトに掲載されています。

それくらいの人員体勢でやってんですね。

他のゲームブックは?

それと近い人員で制作されたのは

謎解きゲームブックですね。 

人狼村からの脱出 狼を見つけないと、殺される (脱出ゲームブック)

人狼村からの脱出 狼を見つけないと、殺される (脱出ゲームブック)

 

↑こちらの作品は制作サイドだけで13人。

謎解きにはデザインの要素も含むため

デザイナーもカウントに入れています。

そして一人が物語制作や謎の制作など何役も

担ったりしています。

  • 物語
  • 謎解き
  • パズル
  • デザイン 

おおまかに上記4種の作業から

一つのゲームブックが完成しています。

火吹山は二人で制作されたことを

考えると、大世帯で作られてますね。

と言うか、さっきあげた

ドルアーガの塔とか魔人竜生誕って

一人で制作していますよね?

それ、無理ゲーじゃないすか?

分業できるのかな?

まあ、謎解きゲームブックは

分業で制作を進めてますが、

そうじゃないゲームブックは

分業は難しいような気がします。

と言うのもあるパラグラフに

イベントのネタを仕込んどいて

物語の要所で乗り越えるキーになると

言う様な作りが多いので

物語全体を見なくてはならず、

それぞれ独立してパラグラフを作るとか

整合性や繋がりをまとめるのが

大変だと思うんですよね。

一人のほうがやりやすいすわ。

推理小説執筆も分業が難しいですよね?

それに近い感じだと思います。

ツールが有るよ

なので自ずとゲームブック開発は

一人で作るという状況になります。

でもね、いい方法がありますよ。

ツールを使えばいいんです。

世界中でゲームブック制作ツールは

140位上あるようですが、

筆者がオススメするのはこの二つ。

  1. AXMA Story Maker
  2. Squiffy - A simple way to write interactive fiction

特に1のAXMA Story Makerはパラグラフの

遷移図を画面で確認することが出来ます。

簡単なマクロも利用できますので

フラグ管理は勿論、簡単なバトルも

実装させることが出来ます。

http://gamebook.xyz/wp-content/uploads/2015/10/dungeon.jpg

↑コレね。

2のSquiffyはJavaScriptを使える人なら

かなりいろんなことが出来ると思いますよ。

Webページと親和性が高く、

JPEG、PNG、Gifアニメはもちろん

YouTubeやGoogleマップも組み込めます。

http://gamebook.xyz/wp-content/uploads/2016/01/Hello-k2-honnoji-500.jpg

↑コレね。

難点はパラグラフ遷移が分かりにくいこと。

いつも作るときパラグラフ探すんですよね。

ツールのメリット

制作者以上に嬉しいのは読者です。

実際にツールを使ったゲームブックは

プレイするときはリンククリックだけで

物語を読み進めることが出来ます。

バトルシステムも組み込めば

サイコロもメモも不要で

戦闘を楽しむことすら出来るんですよ。

ツールのデメリット

難点はズルが出来ないこと。

一度選んで読み進めた後に

元のパラグラフに戻る機能は

ありませんからね。

販売が難しい

あとこれが一番の弱点。

Kindleは当然Amazonで販売できますが

AXMA Story MakerやSquiffyは

販路がありません。

それらはファイルで提供されるので

Webページの様にサーバーで用意する

形ですが、Webページって

普通は無料で提供されている

場合がほとんどじゃないですか。

アクセス数が膨大にあるサイトで

課金ならやってるサイトがありますが

さほどアクセス数もないところで

やってもお金は取れません。

困りましたねー。

実験中です

なので筆者はこの作品で実験をしてるのです。

note.mu

noteは新しいクリエイターのための

課金サイトです。

制作者が自由に価格を決めて販売できます。

こちらのサイトの課金機能を利用して

ゲームブックを売ることが出来るのか?

今のところボチボチは売れています。

購入・投げ銭・拡散・コメントして

くださると続きを制作する様に

なっていますので、

一つよろしくお願いいたします。

ゲームブック投稿サイト

もう一つの答えは

ゲームブックをクリエイターが

制作して販売できるサイトを

作ることです。↓

f:id:oniisann:20160421212711p:plain

と言うか筆者はゲームブック投稿サイト

運営していますけど

アクセス数がまだまだなんですよ。

なのでこちらもよろしくお願いいたします。

アクセスが多ければ投資もして

どんどん良くしていけますので。

いろんな作家さんが力作や様々な斬新な

取り組みをしてくださっていますので

いろいろ楽しんで頂けると思いますよ。

まとめ

ゲームブック制作環境は

実は必要以上に整っているんです。

(ツールが140以上ってありすぎです)

紙媒体の書籍や電子書籍という

枠組みだけに拘泥しなければ

まだまだ可能性に富んでいるのです。

ま、ただ販売する環境がないに等しいので

それを整備していく必要があるのです。

 

以上、北海道からでした。 

さて、あなたはどうする?
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