デジタルゲームブックのTin Man Gamesも苦しい業界情勢。盛り上げるのは斬新な作品、SNSの拡散がポイントじゃないかな。
こんにつわ。
ゲームブック投稿サイトの管理者です。
今日はショックを受けましたよ。
ゲームブック業界は、↑河村友歌さん(可愛すぎ)が持っているシャレコウベの様に死亡フラグが立ちそうです。
本日このエントリをしたためました。
デジタルゲームブック「運命の森」の日本語版作ってよ
翻訳版はペイしないんだよ。大赤字さ。すごく残念だけど
と言うやりとりがあったので、筆者はドヤ顔で
クラウドファンディングあるしょ!
日本のやつ利用したらいい。手伝うからやろうや!
と偉そうにメールを送り付けました。
筆者の横柄な態度にもかかわらず、めちゃくちゃ紳士的で感情のこもった温かいけど内容は寒い返事をもらえたのでご報告します。
目次
返事の主旨
- 残念だが無理
- クラウドファンディングは開発の最善策ではない
- Kickstarterへの支払いやお返しに資金を使う
- 開発の分の資金が残らない
- なので火吹山のそれは当初から話題作りの一環としてやったのが実情
なんと……。
確かにホリエモンも「クラウドファンディングは実は大変。お返しでお金使うから」と言っていたことがあったんですが、その通りなんですね。
クラウドファンディングを使って得する人って実はクラウドファンディングを利用しなくても資金がどうにかなる人なような気がしますね。
ホリエモンがゼロと言う書籍の講演会を開く資金を集めるのにキャンプファイヤー利用してましたけど、達成率半端無かったですもん。
↑筆者これの札幌講演に馳せ参じました。
仕事が終わり雪まつりの真っ最中、人混みをかき分けて道順を間違えながらトイレを我慢して会場に駆け込んだ記憶があるなあ。
台所事情キツイ
ゲームブックのデジタル化の事業を過去7年間やっているけどうまくいく気がしない
と言うようなこともメールに綴ってありました。
はあ……その英文は翻訳間違えたことにしておきますか。
そうなのかよー。( ´Д`)=3
英語圏ですら上手く行かないものを日本語圏で流行らすのは無理ゲーですね。
改善策は
Tin Man Gamesの放つ作品で一つ思うのは過去の作品に偏りがあること。
新作も数点あるようですが、ファイティング・ファンタジー系が多いですね。
日本で一昔前に流行ったゲームブックは謎解きシリーズ
人狼村からの脱出 狼を見つけないと、殺される (脱出ゲームブック)
- 作者: SCRAP
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2012/05/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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あと世界的に成功したと思われるゲームブックはLifelineです。
なので、時代の状況に合わせた作品を作る必要があるんじゃないでしょうかね。
Tin Man Gamesでも↓こちらの作品は結構売れてたような気がするんですけど……
っと思ったけど、Google Playのレビュー数はこのエントリ執筆時点で212。
単純にそれに売価をかけると23,320円。
同様にLifelineは14,290,920円……。
うーん。Trial of the Clone、厳しい。
各コンテンツとの親和性は高い
ゲームブックは謎解きシリーズでも示されたようにリアルイベントとの親和性が高いんですよ。
そもそも火吹山もTRPGをゲームブック化したものですからね。
流行りのリアルイベントをゲームブック化する流れはもっと全面的に出てきてもらいたいところです。
あと相変わらず好調なのがマンガ業界。
小説もライトノベルやBLという比較的新たなジャンルも加わって安定の人気です。
映画やネット動画が盛り上がっていますよね。
これら物語のコンテンツとゲームブックは親和性が高いんですよ。
その辺から新たなゲームブックが作られてもいいのにな……。
ゲーム業界の盛況は言わずもがな。
ゲームのCMを見ない日がありますか?
まとめ
おかしいですねえ。
これだけ物語コンテンツとゲームコンテンツが大人気なのに、それらの良い所を併せ持ったゲームブックが全然だなんて。
単に知らない世代が増えてきただけじゃないかと思います。
ゲームブックコンテンツもノスタルジックなものが主流ですもんね。
なので斬新なコンテンツを地道に作っていくしかないのかなあと思います。
とにかくスマホで気軽にプレイ出来て、SNSで拡散出来るような仕組みを作らないと。
謎解きシリーズはゲームをクリアするとTweetのTLで拡散させるようにしてます。
SNSを一番上手く活用しているのが3MinutesGamesのLifeline。
@Lifelinegame のタイム・ラインを見てください。(英語です)
ファンとのやりとりが盛況です。
もうある意味ゲームだけじゃなくてキャラでのマネタイズを模索してますよね。
こう言う流れが一つの解決策に違いありません。
以上、北海道からでした。