代々木丈太郎の何だか良く判らないブログ

主にゲームブックについて語ります。他、北海道ネタ、ホリエモン、雑談など

視力を失った方もゲームブックならゲームを楽しめるんじゃないかなあ……と言うエッセイです。

こんにちは。

ゲームブック投稿サイトの管理者です。

日頃ゲームブックの事ばかり考えていますが、たまには(極々たまには)社会的なことも考えます。

イギリスがEUを脱退する事に決まったことには呆然としております。

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引責でキャメロン首相が辞任すると発表したこともショックですし、

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もう皆さん忘れていると思いますけど、舛添さんが都知事を辞職したこともショックです。

舛添さんと言えばリオへの視察を切望していました。

リオといえば勿論オリンピック、パラリンピックです。

そこで、なにげにテレビを見ていたら小野智華子さんの特集を放送していました。

全盲のスイマーです。

北海道出身で、現在東京で働きながら水泳を続けています。

負けず嫌いで、数々の困難を乗り越えて常に前向きに挑戦し続けるアスリートです。

同じ道民として大変喜ばしく思います。

そこで、ふとした疑問。

目が見えないって、めちゃくちゃ大変じゃないですか?

 

目次

目覚めた時から大変

人間は外部からの情報収集では目が約8割を占めるとも言いますね。

朝起きてベットから出て、まずは部屋着に着替えましょうか。

どこに部屋着がありますか?

そして運良く服を手に取ることが出来ても、前後を把握できますか?

筆者などは子供の着替えで一体どれほど前後を逆に着させたか分かりません。

視力がある場合でさえも(筆者は)たまに間違えるのに、自力で着替えるというのはかなり難易度の高い動作です。

次にトイレでも行きましょうか?

部屋の入り口には手探りでたどり着けるでしょうか?

階下にトイレがあるなら階段ですよ?

うーん。

手すりがないと絶望的だなあ。

ゆっくり一段ずつ足で段を探しながら降りる感じでしょうか。

その時自宅なら予め段数を覚えておけば便利かもしれませんね。

あと何段降りれば階下との判断材料になります。

点字ブロックを眺めた

トイレに行くだけでもかなりの慣れや訓練が要求されそうですね。

それでも自宅内ならまだ楽な方です。

外に出歩く場合はどうしますか?

点字ブロックを利用しますか?

勿論Googleストリートビューの様に満遍なく配置はされてはいないですけどね。

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はい。これですね。

まさに点字になっていますね。

あと気付きました?

二種類あるんですよ。

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こんな感じで直線のタイプです。

先ほどの点状ブロックと線状ブロックがあるそうです。

目の不自由な方は足で踏むことで点字ブロックの有無を確認し、白杖を利用し、線状なら進み、点状に差し掛かると注意するようです。

点字ブロックの側は注意すべきポイントだからです。

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これね。

でも実のところどうですか?

点状に差し掛かって注意しなくちゃいけないと言われても、何に注意して良いのかわからないですよね。

この場合は登る階段があるよ、って事なんでしょうけど。

場合により横断歩道だったり、地下鉄の入り口だったりするわけです。

でも横断歩道だと思っていたら実は地下鉄の入り口で、下り階段があるとなったら怪我してしまいそうですね。

おっかない。

あと、今まで敢えて触れてませんでしたが

めちゃくちゃボロボロですよね?

うーん。まあこれ北海道ですからね。

まず冬雪に埋もれます。例外なく。

冬期に掘り起こすなんて絶望的です。

そして私たちは普段点字ブロックの事はまず意識しません。

まして雪で覆われた歩道を除雪機で通路を作るときに、

点字ブロックを傷めないように……

と考えることは皆無です。

その時に恐らく除雪機の刃で引っ掻いたりするんだと思います。

無理もありません。

なのでどこも点字ブロックは劣化が激しいんです。

ちなみに線状ブロックはトラックの出入りが激しい歩道。

タイヤが通ると思われるところがハゲています。

雪のない季節ですら劣化点字ブロック。

これが冬ならただの雪道。

点字ブロックを直接踏むことは誰にもできません。

そう考えると目が不自由な方は、冬に外出することは相当の困難が伴っている訳です。

少し考えるだけでもこのように大変さがひしひしと想像できます。

実際に目隠しして点字の上を歩いてみようかな?

とちょっと思いましたが、多分交通事故に巻き込まれると思ったのでやめました。

自分だけ死ぬなら生命保険に入っとけばいいですけど、筆者を轢いちゃった方の事を考えるとね。

ヤバイですよね。

エンターテイメントは?

暮らしぶりが想像を絶するほど大変なので、息抜きや楽しみは充実させたいところ。

でもテレビも音声だけしか楽しめないし、インターネットも難しそうですね。

ゲームとか、楽しいエンタメだと思うんですけど、音ゲーですら目を使いますよね。

そこで前から考えてはいましたが、ゲームブックならどうかな? と思うんですよね。

紙媒体、電子書籍では難しいんですけど、スマホアプリならイケると思います。

各パラグラフを音声で読み上げ、場合によりBGMや効果音を入れるといいでしょう。

選択肢を選ぶときには上下左右のスワイプで四択が可能ですし、シェイクするとパラグラフを一つ戻せるとか、ダブルタップで再読してくれるとか、UIがやりやすいです。

耳だけを使う楽しめるゲームって、ゲームブックだからこそ可能なゲームじゃないかなあと思うんですよね。

ま、あとは

障害者の方用

と言う括りが白けると思うんで、晴眼者も楽しめるような作りだとモアベター。

視力に別け隔てなく、面白さを共有できるところが

ナイスですね

と思いますね。

まとめ

現状で筆者は上記に述べたアプリでのゲームブック作成スキルはありません。

そもそもゲームブックのマーケット自体がまだ貧弱ですからね。

でもゲームブックの認知度が漫画並に知られ、マーケットが大きくなれば、外注してでも是非挑戦してみたいと思います。

 

以上、北海道からでした。

 

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