「ゲームブックは選択肢を選び続ける物語」と考えると様々なイベントとの親和性の良さが見えてくる。
こんにつは。
ゲームブック投稿サイトの管理者です。
仕事に追われ、ブログを書く気力(やる気)がなかなか出せない自分に猛省しております。
さて、本日はゲームブックとイベントとの親和性について語ってみたいと思います。
よしなにどうぞ。
目次
TRPG
まず、ゲームブックはCYOA(日本語名:きみならどうする?)として最初にリリースされました。
サハラさばく気球旅行―きみならどうする? (ジュニアチャンピオンコース 53)
- 作者: ターマン
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 1980/01
- メディア: 単行本
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これは選択肢を選んで物語を進めるというシンプルな作品です。
そして世界的にヒットしたのはファイティングファンタジーの火吹山の魔法使い。
火吹山の魔法使い ファイティング・ファンタジー (現代教養文庫)
- 作者: スティーブ・ジャクソン,イアン・リビングストン,浅羽莢子
- 出版社/メーカー: 社会思想社
- 発売日: 1984/12
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 7回
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これはTRPGと呼ばれるゲームマスターと参加者で役割分担をして、現代日本で言うRPGをルールブックとサイコロ片手に楽しむイベントをゲームブックに反映したものでした。
- TRPGを一人でも楽しめるように
- より多くの人にTRPGを広める為に
と言う目的のもと、イアン・リビングストン先生とスティーブ・ジャクソンUK先生の共著で生まれました。
前述の通りCYOAは選択肢を選び、物語を進めるシンプルなもの。
火吹山はそれにTRPG要素を加えた、と言う構成になっています。
漫画と迷路・なぞなぞ
そこで日本では児童用に
- 文章の代わりに漫画
- RPGのバトルの代わりに迷路やなぞなぞ
と置き換えることにより、火吹山とは似て非なる作品を生み出しました。
にゃんたん……
アレ? 間違えた。
これです。
にゃんたんのゲームブック (ポプラ社の小さな童話―にゃんたんシリーズ)
- 作者: 巻左千夫,岡田日出子
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 1987/02
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
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これはCYOAの様に選択肢を選び物語を進めると言う要素に加え、迷路やなぞなぞを楽しむ仕様になっています。
リアル謎解き脱出イベント
ここまでのパターンでお分かりですね?
最近日本ではリアル脱出ゲームがお流行りですが、
人気のリアル謎解き脱出ゲームとCYOAを組み合わせたゲームブックが出てきているんです。
人狼村からの脱出 狼を見つけないと、殺される (脱出ゲームブック)
- 作者: SCRAP
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2012/05/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 5人 クリック: 81回
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Kindle版ゲームブックのリリースに熱心な幻想迷宮書店さんでもリリースされる見通しとなっています。
あらゆるイベントに
つまり「選択肢を選んで物語を読み進める」と言うスタイルがあらゆるイベントを一人でも楽しめるゲームブックとして作成可能ということなんですね。
現にサバイバル・ゲーム的なものは既に何作品か存在します。
例えば
- モータースポーツや
- 野球やサッカーなどのスポーツとか
- 珍獣ハンターがエベレストを登る様子とか
- 米国一流大卒のSEが日本でお笑い芸人を目指すとか
- 歌がうまくないのにアイドルグループのセンターを目指すとか
ありとあらゆる事象に対応できるのがゲームブックなんですよね。
イベントをいろいろな人と楽しむのは勿論素晴らしいことですが、一人で気楽に通勤電車の中でスマホ片手に出来るところがゲームブックの良さとも言えるのです。
まとめ
以上の通り、ゲームブックは無限の表現力を持ち合わせていますよ。
如何ですか?
あなたも試しに作ってみませんか?
お作りになったら
- スマホツールや
- 電子書籍や
- ゲームブック投稿サイトで
発表してみて下さい。
以上、北海道からでした。