対戦格闘ゲーム「ストリートファイターシリーズ」で障害を乗り越え、顔と口で戦うゲーマー「Brolylegs」とゲームブックにご注目!
こんにちは。
さあみなさん、選択肢を創りましょう。
ゲームブック投稿サイトの管理者です。
筆者は現在、視覚障害を持つ少女が読者の操る主人公の力を借りてプロゲーマーを目指すというストーリーのゲームブックを作成しています。
そのため様々な格闘ゲーム情報を収集しております。
すると、すでに先を越されたなあと思える方の情報に出会ってみたりもします。
それでもめげずにさらに筆を進めようと情報収集をすすめますと、ついにものすごい人物を見つけてしまいました。
今回はその模様をお伝えします。
目次
Brolylegs
彼の名はブロリーレッグス。
This is a before and after I used Menat... pic.twitter.com/9aYj6XwkDx
— AbleGamers|BrolyLegs (@Brolylegs) 2017年9月4日
先天的な病で手足の自由がききません。
移動するときはゴロゴロと体を自ら揺り動かすようにしたり、うつ伏せに横たわった状態で乗れる車いすを使います。
そんな状態で一体どうやって格闘ゲームをプレイするのか。
じつは顔と口、舌などを使って器用にコントローラーをさばいてキャラクターを操るのです。
ウメハラさんとバトル
にわかに信じがたいことですが、確認の動画はこちらです。
↑互いの入場シーンもあり、間違いなくウメハラさんと戦っています。
ニコニコ動画のコメント欄では「凄い」「感動した」と賞賛され、破れはしましたが拍手のコメントで画面が覆い尽くされるところが見るものの心を打ちます。
Evo 2015 OFF STREAM: DAIGO (Evil Ryu) Vs BROLYLEGS (Chun-Li). USF4.
↑2年ほど前の対戦動画。
こちらも結果は負けですけど、見事1本取っており、素晴らしい試合展開でした。
選択肢を選ぼう
本来人類みな兄弟、国籍・性別・年齢・出身・健常者か身障者か、などなど様々多様性は受け入れられるべきもののはずです。
ところが現実には差別があったり、障害があるから本人が夢を諦めると言ったことも日常のように起こっています。
でもこの動画を見てどう思われましたか?
たとえ手足が不自由でも、顔や口があるじゃないかと。
別の選択肢を選べばいい。
コントローラーを手で操らなければいけないなんて誰が決めた?
そこにルールや法律はない。
自分で決めていいことなんですね。
そしてそれを実践し続けているところが素晴らしい。
現在Brolylegsさんは最新作であるストリートファイター5でも春麗を操り、地元の大会で優勝したそうです。
Won the first SFV tournament at our local scene! Still need a lot of work, but I'm definitely seeing some positive outlook in my game.
— AbleGamers|BrolyLegs (@Brolylegs) 2016年2月20日
最初の地元のスト5トーナメントで優勝しました! まだたくさん修行が必要だけど、僕は絶対にゲームで前向きな見通しを見出しています。
凄いですね。
格闘ゲームは素晴らしい
先ほど触れたように、世の中ものすごく理不尽で制約でがんじがらめになっていますが、対戦格闘ゲームの世界では、かなり柔軟となっています。
Brolylegsのように障害を持つ方や、女性、黒人の方はもちろん、国籍、学歴、年齢、そのた諸々無関係。
どんな人でも実績さえ出せばヒーロー・ヒロインです。
格闘ゲームを始めとする様々なゲームをスポーツのように見立てるeSportsは世界で人気が増大しています。
日本でももっとブレイクすればいいですね。
なかなか法律とかしがらみがあって盛り上げるのは容易でない状況です。
今回の選挙で「eSports推進します!」って言う政党・立候補者がいたら投票するのになあ。
まとめ
そんな感じで障害を乗り越えてプロゲーマーとして活躍するBrolylegsも、あらゆる立場のゲーマーを許容するeSportsも素晴らしいのです。
ぜひみなさんも注目してください。
あと、最後に
Brolylegsは手足の代わりに顔と口を使うという選択肢を選びました。
それだけ選択肢を選ぶという行為は不可能を可能にする素晴らしいものなのです。
選択肢を選び続ける物語、ゲームブックはそういう可能性を示唆する、芸術性も人生の素晴らしさをも内包できる、とてつもなくワンダフルなものなのです。
ぜひゲームブックにも関心を持ってくださいね。
はい、そんな訳で筆者が一番言いたかったのは「ゲームブックっていいもんですね」って事です。
以上、北海道からでした。