中3の15%が基礎的読解力がないと嘆く前に、ゲームブックと言う選択肢があると言う話
こんにちは。
さあみなさん、選択肢を創りましょう。
ゲームブック投稿サイトの管理者です。
さて、最近のネットニュースで、短い文章から事実を正しく理解する「基礎的読解力」を中学三年生の15%が理解できていないという事が話題になりました。
このことはあらゆることに影響します。
それこそ人生、その人の一挙手一投足にまで及ぶことでしょう。
物事や状況を正しく理解できないと、判断も誤り、本人も周りも大変苦労するのは容易に想像できます。
何か打開策はないのでしょうか。
……と、白々しいですが、「ゲームブックを読む!」と言う解決策を提示したいと思います。
ゲームブックのことを知りたい方はこちらのエントリを御覧ください。
目次
文章を精読する癖がつく
これは筆者だけではなく、多くの人が同調してくれていることです。
ゲームブックは「文章をちゃんと読む」クセをつけるのに最適なツールだと思うんです。https://t.co/rvhtyMXD3B
— 烈風Games (@reppu_games) 2017年10月28日
詳細は上記のリンク先のブログエントリに譲りますが、文章をちゃんと読む癖をつけるのに有効だと思う方続出です。
このエントリ執筆時点で150RTです。
ゲームブックは主に読者が主人公となり、状況に応じて行動を考えて物語をすすめるゲーム性を帯びたエンターテイメントです。
そのため、選択肢を謝ると主人公が不利な状況に置かれたり、極限状態になったり、はては死んだりゲームオーバーになります。
逆に選択次第では事態が好転し、望ましい方向へ導かれる事も多くあります。
目的は一般のゲームと同等、ハッピーエンドやあるミッションを達成することにありますから状況判断や道筋などをよく考える必要があります。
この点でゲームブックは読解力を養うことに貢献することでしょう。
のめり込む
ポイントはゲームでもあること。
読解力は普通に文章を多読すれば身につくことです。
でも読書好きや活字中毒な方なら自ずと長文を読み漁るでしょうが、多くの人は膨大な文章なんて見ただけでやる気をなくすことでしょう。
モチベーションを保つことが容易では無いはずです。
その点ゲームブックはゲーム性があるので興味深く読み進めることが出来ることでしょう。
ゲームブックの殆どは、読者がクエストを達成させたり、ハッピーエンドを目指すようにデザインされているので、読破したら達成感を味わえます。
スーパーマリオも平坦な道を敵もいなく、ただゴールを目指すだけでは何の楽しみもないでしょう。
山あり谷あり、数々の敵の妨害を乗り越えて、テクニックを磨き、最初はできなかったことでも少しずつ出来ることがふえ、ついにはゲームクリア。
その過程すべてがゲームの醍醐味です。
ゲームブックはその楽しみを内包しているのです。
相手の思考を読み取る
まあこれは筆者の独自見解ですけども。
そして作品の質にもよるでしょう。
ゲームブックは物語なので、主人公以外に必ず登場人物がおり、その人間関係ややり取りを通じてゲームを進めていきます。
なので相手を喜ばせてヒントを得たりとか、読者が相手にしてほしいことをさせるために方法を考えるとか。
様々な選択肢を選びます。
そしてどの選択肢がいいのかを考え、読者の思惑通りに相手が動いてくれるかどうかを試行錯誤し、やがてよりよい道を選ぶことができるようになります。
そのことで擬似的な人間関係を構築することが出来るんですね。
シャムタンティの丘を越えて (Adventure game novel―ソーサリー)
- 作者: スティーブ・ジャクソン,浅羽莢子
- 出版社/メーカー: 創土社
- 発売日: 2003/07
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 58回
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↑例えば名作と言われるこの「シャムタンティの丘を越えて」では、一見主人公の足手まといになる人物や、襲いかかる戦士もいます。
でもやり取り次第では心強い味方とすることも出来るのです。
登場人物が読者の選ぶ選択肢によって行動が代わり、敵にも味方にもなるという展開は、通常の小説や漫画では再現し得ない、ゲームブックならではの利点です。
まとめ
そういった感じで、ゲームブックはオワコンと片付けられることも多いのですが、最近では新作も出ています。
小学生から中学生くらいの方にはこちらに挙げた作品がいいかと思います。
楽しみながら文章を精読し、理解することを助けるゲームブックをクリスマスプレゼントに如何ですか。
以上、北海道からでした。