Socerianの世界観をゲームブックで投稿する企画。ノンプログラマにはとにかく敷居が高いのでざっと説明してみます。
こんにちは。
さあ、選択肢を作りましょう。
ゲームブック投稿サイトの管理者です。
何気にTwitterを見ておりますと、こんなタイムラインが。
ブラウザで遊べる『ソーサリアン』!『SORCERIAN Text』で『ソーサリアン』をゲームブック風に楽しもう! https://t.co/sChaKZZj4e
— コバヤシマサキ@はてなブログ (@Masa_kobayasi) 2017年12月19日
ほほう。
Sorcerianと言えばホリエモンも面白いと評価したと言う、当時は完成度が高く、とても人気のあったパソコンゲームです。
それがゲームブックで盛り上げようと言う企画が進行していると。
詳細はこちらのエントリに記載されてますよ。
ブラウザゲームなのでパソコンやスマホ、果てはプラットフォームを選ばず、筆者のLinuxパソコンでも快適に動きます。
とてもふざけた面白いストーリーで、Sorcerian好きには堪えられないでしょう。
筆者は弟がやっているのをちょっと横取りして5秒くらいしかプレイしたことがないので全くわかりませんが。
ゲームブックは下記のサイトから遊べます。
よく見ると、シナリオの投稿も募っています。
で、開発者向けマニュアルを閲覧したのですが……。
まず開発環境をつくります。
- Apache Http Server等のサーバー環境が必要
- GitHubからソースコードをダウンロードする必要がある
- そのソースコードをサーバーにアップロードが必要
ここまででも何だか死にそうですが。
そしてシナリオ制作にはxmlの知識が必要です。
ツールはテキストエディターって。
めちゃくちゃ敷居が高いのですが、何となくわかりかけたのでその模様を報告します。
参考程度にどうぞ。
環境の作り方
筆者はLinux環境ですが、Windows環境でもなんとか想像がつくように書いていきます。
まず、Apache Http Serverを用意するのって自分でサーバーを作るのはめちゃくちゃ大変なので、思い切って(お金を払って)レンタルサーバーを契約しましょう。
↓phpを学ぶ時の環境構築もレンタルサーバーを借りたほうが楽なのと一緒です。
筆者のおすすめ(というか筆者の使っている)レンタルサーバーはこちら。
あの都知事選落ちた家入一真さんが作ったレンタルサーバーサービスですから、間違いありませんよ。
ソースコードの入手
では次にソースコードをゲットします。
GitHubという、プログラマ御用達のサイトがあります。
今回のSorcerianのコードは上記のURLから入手します。
「Clone or download」のボタンを押し、Zipファイルをダウンロードします。
Zipファイルを解凍すると、「stext-master」と言うフォルダが出来上がり。
ただし、ローカル環境でそのフォルダ内の「index.html」ファイルをクリックしても、正常に動作してくれません。
開発もできません。
そこで先ほど契約したロリポップ(などのレンタルサーバ)が必要になってくるのです。
FTPソフト
詳細は各FTPソフトのマニュアルや使用方法をご確認いただきたいと思いますが、 「FFFTP」などのツールで先程の「stext-master」をレンタルサーバにアップロードしてください。
筆者はLinux環境なのでFileZillaを利用しました。
FileZillaはWindows版もMac版もリリースされています。
シナリオ作成
環境がやっとこさできたと思ってもどうやったら作成できるのかよくわかりませんね。
手っ取り早いのは「stext-master/stext/scepter」フオルダ内にある「scenario.xml」を弄ることです。
実はそのファイルがデモのシナリオなのです。
これを見れば要領が解ると思います。
まず最初のパラグラフはid=0で
<scene id="0">
と言うように記述します。
本文をかいた後、選択肢は大カッコ [ ] でくくります。
飛び先のパラグラフ(id)を、小カッコ ( ) でくくります。
[ぼやきながら、歩き続ける](1000)
パラグラフの終了には下記の記述で閉めます。
</scene>
こうして次のパラグラフ番号を仮に1だとすれば
<scene id="1">
と言うように書いていけばOK。
画像は小カッコ ( ) でファイル名をくくればOK。
で、わかりやすいキャプションを大カッコ [ ] でくくって前述します。
キャプションが 王さまの杖 でファイル名が scepter.png の場合は
[王さまの杖](scepter.png)
↑こんな感じに記述します。
scepter.pngは「scenario.xml」と同じ階層のフォルダに「capture」フォルダを作り、そのなかに配置します。
文章で書くとわかりづらいですが、実際に「stext-master/stext/scepter」フォルダ内を彷徨っていただければ一目瞭然だと思います。
まとめ
そんな感じで百聞は一見にしかず。
作ってみたいと思ったら、いろいろと試行錯誤をしてみてください。
筆者も時間はかかりましたけど、何となくシナリオの作り方がわかりましたよ。
あとは膨大なパラメーターを設定したり、フラグ管理をすればいいだけです。
(ってそれがめちゃくちゃ大変なんですけどね)
おまけ
そして、「stext-master/stext/scepter」をさまよっていて偶然発見しました。
ちょっとネタバレですけどこの際晒します。
↓こんな画像がありました。
↑これ、凄いですね。
いいのかよー。
まあ、確かにiPadでもなんとか作れそうですよ。
本日筆者の手許にもiPadが届いたばかりであまりにもタイムリーだったので嬉しくなりました。
ホントにiPadでシナリオ作ってみようかな。
(Sorcerianの事全く知らないけど……)
以上、北海道からでした。