eゲームブックと言うジャンル・カテゴリー・分野を提唱します。投稿サイト刷新しますのでお待ちを……。
こんにちは。
さあ、選択肢を作りましょう。
ゲームブック投稿サイトを細々と運営しているものです。
今回はサイトリニューアルを牛歩ながら勧めておりますが、進化させたゲームブック・ジャンルを提唱したいと思い筆を執りました。
名付けて「eゲームブック」です。
目次
懐かしさから脱却しましょう
ゲームブックは1980年に流行り、1990年に廃れ、バブルとシンクロしていたように、過去の栄光と思われることが多いです。
でも実は、最近密かに作品リリースは続いているのです。
メインはSCRAPさんの謎解きゲームブック。
リアル脱出ゲームブックvol.1 ルネと不思議な箱: その町で少女は過去の夢を見る
- 作者: SCRAP
- 出版社/メーカー: SCRAP出版
- 発売日: 2016/10/19
- メディア: 単行本
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この「謎解きシリーズ」は10冊位リリースされています。
他の出版社もこのフォーマットに倣って出版したりしています。
あとKADOKAWAさんで、過去にカナダで制作されたものを日本語訳し、イラストを入れて出版しているシリーズがあります。
あとは最近息切れ感のある、3Minutes GamesのLifelineシリーズですね。
White Out2がリリースされます、「Coming Soon」だと言われて早1年以上経過しています。(アメリカ人のSoonって概念は日本語のすぐとは別格です)
かつては4ヶ月ほどで1作品と、かなり速いペースでリリースしていたのですが、いまはじっくり制作しているようです。
温かく見守りたいと思います。
eSports花盛り
そして今はネットだ、AIだ、とテクノロジーの進化が指数関数的に発展しています。
エンタメ、スポーツ業界もeSportsが脚光を浴びるようになりました。
どことは言いませんけど、人命がかかっているのに女性は出て行けとか、伝統とかいいつつ単なる偏見じゃないの? と思える業界にくらべ、老若男女、ジェンダー年代はもとより、身障者であっても実力さえあれば活躍できるeSportsは期待が持てそうですね。
オワコンだと言われがちなゲームブックも、この流れに乗ったらいいんじゃないですかい?
eゲームブックって名前良くない?
そこで、ゲームブックを進化(電子化)させて「eゲームブック」って名付けたら良いのではないでしょうか。
漫画などの書籍も紙媒体の販売量が減少し、代わりに電子書籍が補っています。
ゲームブックを電子化するメリットは過去にいくつも書かせていただきました。
なので、繰り返しますが電子媒体で提供するゲームブックを「eゲームブック」と呼ぶことを提唱します。
ツールは無数にあります
eゲームブックを制作するツールは無数にあります。
数あるツールの中での筆者のお勧めは
の3種類です。
AXMA Story Maker以外は無料で使えますし、ツールも無数にあるなら溢れるほどのゲームブックが世にリリースされるんじゃないかと思いがちですが、いまいち盛り上がっていませんよね?
それには理由があります。
eゲームブックマーケットがありません
多分、作品を取り扱うマーケットと言うか、場がないのが一番のネックだと思います。
例えばあなたが
魚を食べたいなー
と思ったらどうします?
お店で買いますよね?
場合によってはネット通販かもしれません。
一応海や川に釣りに行く、と言う選択肢も考えられますが、釣り道具一式揃えたり、海や川に行ったり釣りをする時間とか計り知れないお金や手間がかかります。
つまり魚を買う行為のところで言う、「お店」や「物流」がeゲームブックの世界では適切に整備されてないんですよ。
悪魔に魅せられし者 ドルアーガの塔 (幻想迷宮ゲームブック)
- 作者: 鈴木直人
- 出版社/メーカー: 幻想迷宮書店
- 発売日: 2016/03/01
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
↑例えばこれ……。
現状ではeゲームブックが電子書籍としてAmazonで販売されてはいますが、epubやmobiと言った電子書籍のフォーマットがゲームブックには最適化されていないんです。
そしてゲームブック制作ツールは無数にあるのに、肝心な電子書籍媒体に適したツールはないんですよ。
もっと言えば、上記作品は往年の国産ゲームブックで最高峰と誉れ高いものなのですが、あくまでそれは1980年代での話であって、2018年ともなれば時流にあった形で物語やパラグラフ遷移、バトルシステムも制作したほうがヒットするはずです。
じゃなければ、例えば音楽とかでもいつまでも懐メロばかり流行るという理屈になります。
ヒットを狙うなら最新流行を追うべきなんです。
念の為断っておきますけど、「ドルアーガの塔」をけなす物では決してありません。
名作があったからこそ、今でもフォーマットや形を変え新作がリリースされる流れになっているとお伝えしたいです。
ゲームブック投稿サイトも刷新します
作家がゲームブックをリリースし、それを読者が楽しむ場、いわゆる取引所(=マーケット)がないというのは2015年ごろから気づいていました。
だからこそ、ゲームブック投稿サイトを立ち上げました。
でも盛り上がりにはかけますし、投稿サイトでは世界規模のサイトであっても月間PVは3万程度のようです。
なので、もっと作家と読者にとって有益な取引する場、マーケットの登場が望まれていると考えています。
そこで今年になって、サイトリニューアルのためにPHPやMysqlを勉強したりと……。
いろいろやってますのでもう少しお待ち下さい。
そのうちこのブログで発表できるかと思いますので……。
その節は宜しくお願いします。
以上、北海道からでした。