「涼宮ハルヒシリーズ」を鑑賞。ラノベ原作も京アニのアニメも神としか言いようがない、ゲームブック向きのコンテンツ
こんにちは。
選択肢を含む物語の可能性を広めたいと考えている者です。
かつてはゲームブック投稿サイトを立ち上げたり。
昨日閉鎖させましたがeゲームブックなるものを売買出来るサイトを運営してみたり。
やっつけでKindleなどの電子書籍にちょっとは便利そうなパラグラフシャッフラーというゲームブック作成支援ツールをWebに展開したり。
そしてこのブログも然り。
それなりに社畜という制約のある中でいろいろやってみたんですが、「ダメダメで終わってんな〜」というのが実感です。
そろそろ次の打開策をと考えつつ、何気なしに今更「涼宮ハルヒの憂鬱」を閲覧したらハマってしまって…。
涼宮ハルヒの大成ーSuper Blu-ray BOXー 初回生産限定版
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この作品こそゲームブックかノベルゲームか。
何れにせよ選択肢を含む物語での展開する上でこれ以上相応しい作品も希少だなと思えたのでその辺のことを書き綴りたいと思います。
いろいろ書きましたが端的に、ハルヒ面白い、京アニ神、と言う事です。
筆者も今更気づいたのですが、まだハルヒを知らない方もいらっしゃると思うので、なるべくネタバレしないように気をつけますのでよろしくです。
目次
ハルヒ原作
もとはライトノベル。
最も成功したラノベと称せられることもあり、Wikipediaの売れ方によると
スニーカー大賞で久々の大賞受賞作、しかも筆者の谷川流が電撃文庫と同時デビューということで話題になった。1年ほどで1巻が10万部を超えるまでになった。
2006年4月にアニメ化されるも「深夜枠」、「UHFローカル中心でわずか11局での放映」、14話という「短期間」だったにもかかわらずヒット。アニメ放送前が130万部だったが、連休明けで180万部、9月には280万部になっていた。放映開始後に8巻が出て、1~7巻に重版がかかった。放映後に本の売れ行きが200%以上というのは異例。店頭で品切れが続出し、Amazonでは『ダ・ヴィンチ・コード』の他は上位に全てハルヒが並んだ。通常はシリーズものは映像化した場合でも1巻が一番に売れてなだらかに下がっていくが、ハルヒの場合はまとめ買いするファンが多く今までの例とは異なった。
とまあ、要するにラノベ単体でも評価が高かったが、アニメ化されると相乗効果で原作も売れまくったという(バブルの余韻が残る)凄まじさだったということです。
驚愕のアニメ化
時代背景もありますが、とにかくアニメの完成度が高いんですよ。
筆者はアニメに関してオタクと言うには知識はほとんどなく、一般人と対して変わらないスキルですが(必ずしもオタクが悪い意味、筆者自身のことをいい意味では言ってません……念の為)オープニングに度肝を抜かれました。
透明感のある綺麗な映像
言葉で説明するより、一見は百聞にしかず。
動画サイトやNetflix、Blu-rayなどで見て下さい。
画像が乱れるほどの複雑な動画
筆者は動画ストリーミングで閲覧しましたが、それだと現代のテクノロジー水準を持ってしても映像が乱れます。
こだわるならBlu-ray媒体がいいかもしれません。
「涼宮ハルヒの憂鬱」第一期シリーズBD-BOX [Blu-ray]
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それほど細かい繊細な動きが盛り込まれているのが肌感覚でわかります。
キャラの性格・物語の世界観を暗示している
さり気なく映る登場人物の動きや現れ方、場面ですが、コレが本当によく涼宮ハルヒシリーズを表しているんですよ。
オープニングの表現力が卓越といいますか。
- なぜハルヒが走っているのか。
- どうしてみくるちゃんが時計の文字盤で空飛んで現れて涙を流しているのか。
- 惑星が現れては変なロゴになぜ変わるのか
- キョンはどうして後ろを向いて気まずそうな様子なのか。
- 長門がどうして降雪の空に手を上げるのか。
- 終盤でハルヒの一挙手一投足が彼女の性格や何事にも万能で世界の中心にいる様子が伺える。
そんな様子がすべて手にとるように分かるかの如し。
アニメ全編見てから改めて見るとその凄さが本当に実感できますよ。
京アニが世界中から評価され愛されるのも当然だなと思える場面です。
ちょっとスクショ、失礼すると…。
↑前向きが後ろ姿に切り替わり…ハルヒが常に走っている中、登場人物(今映ってる右の人物は長門)が立ち代わり入れ替わり色々なポーズを取りつつ現れる。
その間星や青い点線のサイン派状の光も動きつつ…。
更に背景で星が現れては消えていく…。
どれだけ動画てんこ盛りなんだか。
とにかく綺麗だし躍動感があり目が釘付け。
何回でも見ていられます。
このあとハルヒ、ジャンプするんですよね。
ほんとその演出がハルヒの性格をよく的確に表していると思いますよ。
物語
実は主人公はハルヒではなく一般人のキョンと言うあだ名の少年。
高校入学時の自己紹介でハルヒは周囲が引いてしまうことを言ってのけます。
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」
冗談かネタなのかと思いきや、当のハルヒは本気も本気。
退屈な毎日に辟易して、不思議なことを渇望しての発言でした。
これに対し主人公のキョンは
入学早々、ぶっ飛んだ挨拶をかましてくれた涼宮ハルヒ。そんなSF小説じゃあるまいし……と誰でも思うよな。俺も思ったよ。だけどハルヒは心の底から真剣だったんだ。それに気づいたときには俺の日常は、もうすでに超常になっていた――。
と述べています。
※以上引用はラノベ版涼宮ハルヒの憂鬱の紹介文より
涼宮ハルヒの憂鬱 「涼宮ハルヒ」シリーズ (角川スニーカー文庫)
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そんな感じで、日常の中に急に想定外に起こる超常現象。
それらをどの様に彼らは乗り越えていくのでしょうか!?
世界観
ごく普通の5人が中心に同好会未満の集団を結成し、青春をエンジョイする様に見えて、裏では様々な超常現象や天変地異、非現実的な事が起こっています。
それらを解決すべくハルヒ以外の登場人物が尽力するのですが、なにせハルヒ中心に世の中が回っているため、腫れ物を触るようにハルヒに接する毎日。
エピソードにより、とりわけ憂鬱や消失では登場人物の命に関わる危険も迫ります。
世界も異世界になってしまったり……。
果たして登場人物たちは事態を収束させ元の世界へ導けるのか…!?
そんな非日常SFストーリーです。
選択肢
ようやく「選択肢を含む物語」の話題にたどり着けました。
涼宮ハルヒの物語は誤解されがちですが実は「涼宮ハルヒの憂鬱」はエピソードのひつつに過ぎず、本来は「涼宮ハルヒシリーズ」と呼ぶべきものです。
シリーズを通して登場人物は選択を強いられ、エピソード間で分岐とも考えられる構成になっています。
Aと言う物語で敵対していた人物が、Bと言う物語で仲間という展開になってたりします。
これこそゲームブックやノベルゲームとしての構成要素として素晴らしい。
主人公がハルヒではなくてキョンと言うところも適していると思います。
そもそもキョンも普通の人間と言う扱いになっていますが、あるときは朝比奈さんと同じだし、またあるときは異世界人になってたりします。
ま、すでにゲームは数種類あるらしいのですが、改めて制作しがいのある作品に違いありません。
まとめ
原作であるライトノベルも、アニメもしばらく更新が滞っています。
ぜひとも続編のリリースを期待したいところですね。
そろそろ朝倉さんはキョンを○○に来てくれてもいい時期じゃないかなあと思います。
特に涼宮さんの動揺ぶりと言ったら…
あ、いえ…
これはまたの機会にお話しましょう。
とにかく今は、あなたが真っ先にしなきゃいけないことがあるでしょ?
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以上、東京からでした。