代々木丈太郎の何だか良く判らないブログ

主にゲームブックについて語ります。他、北海道ネタ、ホリエモン、雑談など

Atama-ii BooksのZombies in Tokyoをプレイしてみたレビュー・感想

皆様こんばんは。

以前Atamaii-Booksのエポックメイキングな

ゲームブックを楽しみながら英語を学べる作品と

言うことで下記を紹介しましたが

www.youtube.com

その第二弾があるので

www.youtube.com

そのレビュー・感想を書いてみたいと思います。

素晴らしいのは、動画版だと無料でプレイできるのです。

しかも英語を聞き取りながらですからリスニングの

勉強にもなるのです!

 

さてZombies in Tokyoは

AmazonでKindle版や書籍版を売っているのですが、 

Zombies in Tokyo (Atama-ii Series Book 2) (English Edition)

Zombies in Tokyo (Atama-ii Series Book 2) (English Edition)

 

  

そのまんま動画で掲載されているのです。f:id:oniisann:20150428204758p:plain

モザイク掛けましたが、動画で見れるので殆ど意味はありません。

書かれている英文を女性が読み聞かせてくれます。

読者は文章を見ながら、きれいな発音で聞き取ることもできるので

理解がよりいっそう深まります。

 

パラグラフの最後まで読み終わると、選択肢を選ぶ画面に変わります。

f:id:oniisann:20150428205219p:plain

読者は二者択一で、ベストと思われる方を選んで

物語を進めます。全部で8つの異なるエンディングを見ることが出来ます。

 

どんなゲームブック?

舞台は東京。仕事に追われるサラリーマンと
思しき主人公がある朝、様子がおかしくなった
街並みに気付きます。

およそタイトルから伺える通り、
ゾンビが出てきてこんにちは、と言うストーリーです。
さて、あなたはゾンビに襲われることなく
生き延びる事ができるか?

サバイバルを満喫(?)しながら
英語も学べるという画期的なシステムです。

ただ前作が良すぎたので、別に今作も
悪いわけではないのですが、辛口評価となってしまいました。

 

プレイしてみて思った事

ストーリーがホラー過ぎて怖いというより悲惨です。
全部のエンディングを見てみましたがもう、
明日はないって感じです。
辛うじて主人公が助かるものもありますが
別にハッピーでもないエンディングですね。

全般的に暗くて怖いエンディングばっかりです。
どうも欧米人はゾンビものが好きらしく
海外のサイトでゲームブックやゲームを
検索すると、必ずゾンビものにヒットします。

ちょっと日本人受けはしないと思いますね……。
感性がここまで違うのかなーと思います。
ゲームブック的と言うか、人道的に判断が
困る選択肢もありますしね。 

英語の教材として

私も英検2級程度で大して英語が
分かるわけでもありませんが
ちょっと調子こいて書かせて頂きます。

まず英語を読み上げるスピードですが
いくらなんでも遅すぎです。
パソコン版なら速度を幾つか選べるので
1.5倍くらいにすると良いでしょう。

日本人が学ぶ英語の教材で悪いところの一つは
「日本人の聞き取りやすい英語」で
話されていると言う点です。
実際の英語は多種多様でわかりにくいものばかりです。
唯でさえ平易な英語ですので
せめて聞き取りくらい普通の英語のスピードに
慣れないと実戦では無理でしょう。

例えはじめの頃は聞き取れなくとも
何度も聞いているうちに徐々に単語が拾えるようになり
前後の文脈から類推できるようになり
遂には意味の通じる英文として聞き取れるように
なると思います。
そうなればしめたもので
「英語ができるようになった!」と実感でき
喜びもひとしおです。

ま、つまり、私がそれで失敗して未だに

英語わかんない、ということなのです。

英単語の間違いアリ?

英語を母国語とした人の英文だとは
思うのですが、逆に盲点もあると思います。
一つ怪しいのを見つけました。
作中Tokyo Universityと言う語句が出てきますが
これが東京大学を指しているとしたら誤りです。
正しくはUniversity of Tokyo
略してUTYOです。
公式サイトにそう表記されています。
まあでもフィクションですからね
どうでもいい事です。失礼しました。 

総括

ゲームブックの内容としてはなかなか面白いと
思います。選択肢によって主人公が様々な
状況に置かれてしまうのが徐々に分かるところも
なかなかいいですね。
ゾンビに襲われる恐怖感、助かるためには
葛藤を乗り越え、嫌な判断をせざるを得ないとか
いろいろ考えさせられますよ。

前作同様、無料動画でゲームブックを楽しみながら
英語を学べるというのは本当に画期的です。
動画でゲームブックと言うアイデアも素晴らしいです。
本シリーズは本を読み上げるだけにとどまっていますが
これを普通にアニメや演劇などにした形での
ゲームブックというのも作れそうだとわかりましたし、
それを英語でやれば

ドラマやアニメを楽しみながら英語を学べると

言うスゴイ事も出来そうですね。
英語力を試される選択肢を敢えて用意しても
いいでしょうしね。

こう考えてみても、ゲームブックと言うのは
本当に可能性の塊だなあと気づかせてくれる
素晴らしいシリーズです。

atama-ii Booksさんに感謝したいと思います。

ありがとうございます!

 

以上、北海道からでした。

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さて、あなたはどうする?
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