ゲームブックの素晴らしさを語らせてくれたまえ! 君はこの記事を12月8日に読んでも良いし、それ以外の日に読んでも良い
こんにちは。ゲームブック投稿サイトを運営している者です。
先日(12月6日)にこのイベントに参加させて頂きました。
その中で、筆者のゲームブックへの愛情を書かせていただいたのですが、到底それでは不十分ですし、
なんか12月8日も空いていたので、その期日の扱いで再度このエントリを書かせて頂きたいと思います。
ゲームブックもゲームの一種です。凄いのにクソゲー扱いされていますッ!
実質オワコン扱いになっており、ゲームの攻略本と混同されるという冷遇されている状況にあります。それは筆者にしてみれば不本意です。
知られざる素晴らしさについて書きたいと思います。
目次
ゲームブックは人生のシミュレーション
ゲームブックと言えば選択肢。読者には状況説明が与えられ、それに対しどう行動するか。選択肢を選ぶように迫られます。
シェークスピアとか言う、どっかの有名な人が言ったらしいんですが
人生は選択の連続である
そうです。
ゲームブックもまた、選択の連続に違いありません。
それにより物語の展開が変わってくるのです。
ゲームブックはまさに人生をシミュレーションしているのです。
世の中、正解があると思っていないか
選択肢といえばセンター試験。その他試験も選択肢。
実際記述式の問題でも正解があり、それに沿った解答を書かねばならないという意味では選択肢を擬似的に選んでいると言うことに回帰します。
それには必ず解答があり、問題には全て正解があると学生諸氏は思い込みます。
でも、社会人経験のある大人ならそれは正しくないとすぐに気がつくはずです。
そう。どれが正解かわからない場合が殆ど。正解が多数ある場合もあれば、全くない場合もある。210%くらいの正解もあれば、45%くらいの正解もある。
君の前に道はない。君の後ろに道はできる。
高村光太郎とか言う、どっかの有名な詩人がこれに近い詩を残したらしいんですが、人生なんてどの選択肢を選ぶのが正解かなんて選んでみなければわからない。
正しかったかどうかもあとになってみないとわからない。
選び直したいと思っても後の祭り。
その「後の祭り」に何度でも参加できるのがゲームブック。
ゲームブックはどの選択肢が適切であったかを判断する洞察力を養えるのです。
生きるということは死が必然
ゲームブックで主人公は死ぬ。
或いはとんでもない状況に陥ってしまう。
なぜなら主人公が生きているからです。
生きるということは死ぬことと表裏一体。
死ぬからこそ人は生きる価値を見出し、有限だからこそ生を充実させようと奮闘するのです。
ゲームブックは不適切な選択肢を選ぶとゲームオーバーになる危険性と隣合わせで読み進めていきます。
だからこそ面白い。生きている感覚を疑似体験できる。
簡単に物事が片付く事ほど、味気ないものはないと思いませんか?
あなたを後悔させたくありません
ゲームブックは単純に、夢中になれる面白さ、エンターテイメント性に優れているという点でまずお勧めします。
でもそれ以上に、ゲームブックは人生や世界や歴史を模倣できるものなのです。
何度でもやり直せる! 歴史にifはないのに、ifを体感できる!
そんな型破りのずるさを手中に収めてもバチが当たらないのだろうか?
それほどまでに、可能性と潜在能力を秘めたものがゲームブックなのです。
日本ではその素晴らしさを知らない方が多すぎる現状には目を覆うばかりです。
ぜひ、あなただけはこの偉大さに気づいて下さい。
はい、変な文章失礼しました。
明日はDaiki Ondaさんです。ぜひご覧下さい。
以上、北海道からでした。